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看護学生が地元の防災訓練に参加

1923年9月1日、死者14万人以上の死者、行方不明者を出した関東大震災が起こりました。その後、9月1日は毎年防災の日として、日本各地で防災訓練が行われています。


聖路加看護大学がある中央区でも毎年9月の第一日曜日(第一週)に防災訓練が行われ、今年の防災訓練には聖路加看護大学の学生が“災害時の看護”についてのデモンストレーションを行いました。


災害時の看護は、「災害医療」の原則に基づき、非常時の医療、看護という特別な技術が要求され、また非常時に効率的、合理的に対応するための細かい指示、ガイドライン等が必要とされます。そういった背景からも、周りにあるものを使った誰にでもできる災害看護の指導がとても重要になっています。
学生は、パンフレットを作成し、雑誌、添え木等を使った応急処置のデモンストレーション行いました。また、町内会の方々とチームを組んで、人形を使って実際に看護を体験してもらいました。


近年、ますます自然災害が増えている日本。
今回の「災害時の看護」が、今後の起こりうる災害時、更には日常に起こりうる看護の必要時に生かされればと思っています。


瀬戸山さんが作ってくださったパンフレットを元に、
寺崎くんが司会となって説明します。
築地6丁目の町会所前に25名ほどが集まりました。

雑誌や角材で添え木のかわりの
デモンストレーションをしました。
町内の方同士で、実際にやって頂きました。
町内の方3人組に1人の学生がつきました。

町会所にあった人形に、
添え木と三角巾を巻いていただきました。
みんなで教え合ってやっています。

担架にうつす練習もしてみました。
消防隊員の方の説明もありました。

実際に、避難場所となる小学校まで担架を交代で運びました。

2005年10月 


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