突然、妻が倒れたら

突然、妻が倒れたら

著者:松本 方哉
出版社名:新潮社
発行年日:2009年10月
価格:\1,365
ISBN:978-4103191216

著者の松本さんは、1956年生まれ、東京都の出身。1980年にフジテレビに入社後、報道局記者として官邸や防衛庁を担当し、ワシントン特派員などを経て、2003年夏より「ニュースJAPAN」でプロデューサー兼ニュース編集長に就任。後に同番組のメインキャスターを務めるなど、時代を代表するジャーナリストでした。しかし、幅広いジャンルのニュースに的確なコメントをしてみせた花形キャスターの生活は、「わが家を襲った『テロ』」によって一変します。奥様が重度のクモ膜下出血で生死の間をさまよったのです。松本さんは番組を離れ、看護や子どもの世話、慣れない家事に悪戦苦闘します。
本書は、ジャーナリストとして、介護する当事者の1人として、闘病について語っています。

家族、特に家庭を切り盛りしていた主婦がが倒れた場合、家事や子どもの世話など全てがご主人に降りかかってきます。それまで「銀行通帳はどこにあるか、印鑑はどれ」といったことすら不案内なのに、介護をしながら、慣れない家事や子どもの世話をする。そうしたことの積み重ねで、仕事への影響が出たり、それまで送ってきた当たり前の生活を維持することも難しい状況に陥っていく事も少なくありません。

「こうした病に直面した時に役立つ本が見当たらなかった。今直面しているか、これからこうなるかもしれない人々に役に立ちたい」。出版にいたった理由を本書の中でこう述べています。手術後の記録についてはジャーナリストとして淡々と観察し、介護に携わる者としての「夫」や「父親」としての視点もあります。介護の方法には答えはありません。生活によっていくつもの形があります。本書は、同じような立場に陥った方が、少しでも出口に近づけるようになって欲しいという思いが伝わってくる一冊です。

(目次)
■第1章 わが家を襲った「テロ」
(発病/グレード5からの生還/再び襲った衝撃/ほっとする日と不安な日/再度の手術/次のステップへ)
■第2章 「復活」にむかって
(回復期病院への転院/未知なるリハビリの世界/一一歳の誕生日/歩くまでの道のり/仕事に復帰する決意/妻を迎える準備/妻の落ち込みと家族のへこみ/いよいよの帰宅)

■第3章 久しぶりの「家族」

(遠慮のない視線/頭の固い人たち/支えてくれる人たち)/終章 新たな試練

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