コミュニティカフェを始めたい方へ

ここではコミュニティカフェを始めたいとお考えの看護職の皆様に先輩コミュニティカフェナースはどんなことをきっかけに、どのようにして始められたのか、また課題などはあるのかなという点について、簡単にご紹介を致します。

コミュニティカフェを始めるきっかけは、それぞれ様々ではありますが、皆様、看護の現場である程度の期間過ごされ、たくさんの患者さんと出会い、色々なことを感じ、自分にももっと、更に何かをお手伝い出来るのではないか・・・とお考えになるのではないでしょうか?
病院や医療機関以外でも、もっと看護の力を発揮できるのではないか・・・と感じることはありませんか?

コミュニティカフェは個人でも任意団体でも始めることは出来ますが、一人きりでは出来ません。共に力を貸してくれる『人』が必要です。

またカフェを始めるには『場所』も必要です。自宅で始める方、有償で場所を借りる方(賃貸)、稀に無償で場所を借りることが出来る方もいます。近年は、空き家や空きスペースを利用する方もあります。
どこの場所を使い始めるにしても、必ず改修工事は行われています。内装、水回り、外装、構造補強などがこれに当たります。高齢者向けにバリアフリーのへの改修をするところも必要かもしれません。

そして『資金』です。9割が「開業に資金を必要」としていて、200万円未満(32.8%)を中心に、「400万円未満」(51.7%)までで5割を占めていますが、「1,000万円以上」(23.0%)も2割強となっています。

開業資金の内訳(400万円の場合)
  保証金・敷金 100万円未満
  建物の改修  200万円未満
  設備の調達  100万円未満

では、この資金はどこで調達するのでしょうか?開業資金の調達は「設置者または運営者が出し合った」という回答が6割、「補助金を得た」は3割弱、「寄付を募った」は1割強で、補助金や寄付に頼る割合は低くなっています。
設置主体がNPOや運営主体がNPO、任意団体の場合、保健福祉目的や保健福祉と地域活性化の複合目的の場合などは「出し合った」とする割合は5 割前後に低下し、その分、「補助金を得る」が4 割前後まで高くなっています。

また運営を始めてからの採算の状況や推移はどうでしょうか?「黒字」は1割未満と少なく、「赤字は」4割強と多くなっています。採算の推移は「変わらない」が5割以上と最も多く、「良くなっている」が3割、「悪くなっている」が2割を上回っています。補助金を除くと赤字である割合は7わり前後と高くなっています。このため不採算時は、「自分たちで出し合う」と6割の回答がありました。

運営費は年間いくらぐらいなのでしょか?「400万円未満」が6割近くを占めています。
運営費の約5割を「人件費」2割弱「家賃」1割未満「水光熱費」が占めています。
NPO、任意団体は「人件費」(NPO:53.2% 任意団体:49.8%)が5割前後と平均的、個人は「人件費」(32.6%)が3割強と低くなっています。

年間の収入は「200万円未満」で4割を占めています。収入の8割近くは「売上」によっています。「補助金」1割、「会費」、「寄付金」などの占める割合は1割強です。
「補助金」は1年間と期間を限定されている割合が8割を超えていました。

恒常的に赤字のところもありますが、他の事業収入からの補てん、設置者の負担ボランティアに頼る、補助金の活用などが行われています。課題としては売上・参加費の増加、経費節減、補助金の活用が挙げられていますが、補助金については自由な運営のためにあえて頼らないというところもあります。

・コミュニティカフェは、個人や非営利団体の自発的な意思で開設され、地域の団体や個人と連携協力しながら、飲食、講座、展示など様々な事業を柔軟に展開し、それらの事業を通じて、利用者の間に人との出会い、つながりをつくりだしています。
・財務面では 4 割が赤字で、設置者の持ち出しやボランティアに頼っており、自由で柔軟な運営を損ねることなく助成できる仕組みが求められています。
・コミュニティカフェについての認知を向上させ、助成金や協力団体、スタッフの確保や建物の改修などに関して、情報提供、助言を行い、運営についての研修等を行う中間支援も求められています。

大変なお仕事ではありますが、看護職の皆様の今後の生き方、働き方の参考になればと心より願っております。

引用・参考文献

看護コミュニティ

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