第1話 病院選び編

路男、救急外来を受診する ―急な受診に備えて―

ある日曜日の夕方の出来事、路男くんが喘息発作をおこした様子です。

ごほごほ。なんか息がしづらいな。

もしかして久しぶりに喘息の発作かしら...

そう言われてみれば、そうかもしれないなあ。
ちょっとごほごほするなあ。

ひどくなる前に病院に行ったほうがいいわね。
近所のかかりつけのクリニックを受診するにも今日は休日だし...
こんな時間にこの辺りで受診できる病院はあるかしら...

ねえ、お母さんが入院していた病院は?

そうね...、そういえば入院中に(物知りおばさんが)病院にもいろいろ種類があるって言っていたわ。

<解説>

日ごろから、どんな病院が身近にあるのか情報を得るようにしておき、症状の程度によって受診医療機関を選択しましょう。

かかりつけ医の機能とは・・・?

日常的な診療で健康管理等を行ってくれる身近な医師のことを、かかりつけ医と言います。 診療所など、身近な地域で、日常的な診療や健康管理、子供の予防接種、高齢者の介護・福祉などの相談に乗ってもらえる医療機関があると安心です。
家族一人ひとりの体質や病歴を把握して、家庭の状況に応じて適切な治療やアドバイスをもらうことや、患者の病状に応じた適切な医療機関への紹介も行うことができるようになります。

初期(一次)・二次・三次救急医療機関とは・・・?

・初期(一次)救急医療機関
外来診療によって救急患者の医療を担当する医療機関であり、救急医療に携わることを表明する医療機関(在宅当番医制および休日夜間急患センター等)
・二次救急医療機関
入院治療を必要とする重症救急患者の医療を担当する医療機関
・三次救急医療機関
二次救急医療機関では対応できない複数の診療科領域にわたる重篤な救急患者に対し、高度な医療を総合的に提供する医療機関(救命救急センター等)

また近年、救急車の利用が増加しています。その半数が診察後帰宅できる軽症患者である一方で、不要不急の救急要請がされることもあります。本当に救急車を必要としている人が必要な時にすぐ利用できるよう、国民が適正な救急車の利用をしなければいけないという指摘もあります。

あそこは、第三次救急の病院だったわ。 おばさんは、むやみやたらに大きな病院にかかる必要はないと言っていたし... それに、救急車を呼んだ方が良いのか迷っちゃうわ... どうしよう?

迷ったら、小児救急相談へ電話しよう #8000

子どもの急な病気やケガのときに、「救急車を呼んだほうがいいのかな?」、「今すぐ病院に行ったほうがいいのかな?」など迷った際の相談窓口として、「小児救急電話相談」があります。
#8000に電話をかけると、居住する都道府県の相談窓口に自動で電話がかかるようになっています。対応時間は、地域や曜日によって少しずつ異なりますが、夕方から深夜にかけて対応しています。
小児科医や看護師がお子さんの症状を聞き、適切な対処の仕方や受診する病院についてアドバイスします。(詳しくは厚生労働省のウェブサイトをご覧下さい。 http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html
大人については、地域によって対応が異なります。例えば東京都や大阪府、奈良県などでは電話番号#117で、24時間年中無休の救急相談所を設け、医師や看護師などの専門家が相談を受けています。自分の住んでいる地域の救急相談体制について調べておくと、いざと言うとき安心です。

電話してみるわ。
... ... もしもし実は...
なるほど、○○病院ですね。夜間救急指定病院で、夜間の診療もやっている...
それに呼吸器科専門の先生もいる...
呼吸療法士とかいう資格をもった看護師さんたちもいるんですね。
なるほど、そこに行ってみます。

救急車でなくても大丈夫そうね。
パパ、車で連れて行って!

病院選びについてお分かりいただけたでしょうか。

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