第4話 教育・相談編

―帰宅後の生活について知りたいとき―

発作が起きて外来を受診していた路男さんは、症状が落ち着き、帰宅できることになりました。

山田さん、それではお帰りになる前に、もって帰っていただくお薬のことと、毎日の生活で気をつけて頂きたいことについて、少し説明させて下さい。

はい、お願いします。

まずお薬ですが、吸入薬を2種類お持ち帰り下さい。
一つ目の吸入薬は、喘息発作を予防するための薬ですので、症状が落ち着いても医師の指示通りに継続して吸入して下さい。
それでも発作が起きたときには、この二つ目の吸入薬を使って下さい。
この吸入薬を使用しても呼吸が楽にならないときには、直ぐに受診して下さい。

わかりました。
ほかに何か気をつけた方が良いことはありますか?

どんな質問や疑問があるのか、自分でも直ぐには思いつかないものです。
そのような時は、今の花子さんのような聞き方をしてみるのも良いですね。

そうですね... こちらに喘息の方のためのパンフレットがあるので、どうぞご覧下さい。
中にも詳しく書いてありますが、風邪を引くと喘息発作を起こしやすくなりますので気をつけて下さい。
今、風邪がはやっていますから...。
それからホコリなども良くないので、お部屋の掃除にも気をつけて下さい。
ただ、ストレスも影響するので、あまり気にし過ぎないようにして下さい。

患者さんやそのご家族に対して、体のことや健康、病気のことなどについて相談に乗ったり、指導や説明をするのも、看護師の役割の一つです。
また、自宅で療養する際に、困るであろう状況を判断して、必要な福祉サービスや公的な補助を活用できるように、担当者の紹介なども行っています。

あっ、それからもしまた学校で発作が起きたら、どうしたら良いですか?

そうですね。 苦しい時にいつでも使えるように吸入薬を携帯して下さい。
そして、まずは「疲れたな」と思ったら無理をせず休むようにしましょう。
また、毎日の出来事を日記につけておくと、どんな時に苦しくなったり、発作が起きたりしたか、原因を知るきっかけになり、予防策を練るための役に立ちますよ。
メモくらいの簡単なもので良いですから、是非書いてみて下さい。

路男さんたちのように,治療が終わって家に帰る前に、帰宅後の注意事項などを看護師から聞いておくようにしましょう。
病気や発作の予防にもつながりますよ。
また、病院によっては、日常生活に関わる指導について、専門看護師や認定看護師*をはじめとする専門的な知識を持った看護師が外来で個別に行う場合もあります。
看護師は、外来で医師の診療の補助をするだけでなく、治療の促進のためや、病気とうまく付き合っていくための教育や相談も行っていますよ。
*専門看護師・認定看護師については第1章第6話を参照。

外来から帰る前に、看護師から帰宅後の注意事項などを聞いておくようにしましょう。

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