いろいろな小児慢性特定疾患

内分泌疾患

ホルモンは、体のはたらきを調節 したり 発育を促 したりする 役目をしており、脳下垂体ホルモン、甲状腺ホルモン、すい臓のホルモン、性腺ホルモンなどさまざまなものがあります。ホルモンの出方は、遺伝子によって決められています。内分泌疾患は、何らかの遺伝子の変異によるホルモンの過剰な分泌、あるいはホルモンの分泌不足によって起こり、数多くの病気があります。

成長ホルモン分泌不全性 低身長症は、何らかの原因で脳下垂体 から分泌される成長 ホルモンが不足して身長が伸びない病気です。 成長 ホルモンが多すぎると、手足やあごなど末端の部分だけ異常に大きくなる末端肥大症になります。バセドー病(甲状腺機能亢進症)は、甲状腺ホルモンが出すぎる病気です。この病気では、眼球の突出、のどの下の腫れ(甲状腺のあるところ)、心臓のどきどき、手足のふるえ、汗をかきやすい、精神的ないらいらなどが起こります。