いろいろな小児慢性特定疾患

膠原病

通常、免疫反応は体内に侵入した異物を攻撃し、自分の体に対しては起こりません。膠原病は、自分の体内の臓器や組織を攻撃してしまう自己免疫が原因で、全身の血管や関節に炎症が生じる病気です。 感染症 ではなく、またはっきりとした遺伝性もありません。症状としては、発熱、関節や筋肉に痛みやこわばり、免疫の異常などがあります。小児慢性特定疾患の対象疾患としては、若年性関節リウマチ、リウマチ性心疾患、スチーブンス・ジョンソン症候群、シェーグレン症候群 など があります。

若年性関節リウマチは小児期に発症する慢性関節リウマチで、発症のピークは2歳と10歳前後です。治療には、薬物療法、食事療法、理学療法(リハビリテーション)などがあります。