転倒骨折予防実践講座

老年看護学研究室では、地域で暮らす高齢者に向けて、転倒骨折予防実践講座を毎年開催しています。

転倒骨折予防実践講座とは

65歳以上の地域在住高齢者の方を対象に、転倒の予防のために必要なバランス、調整力などを保つための運動プログラムと、転倒や骨折の予防に必要な知識のミニ講座・演習をとり入れ、毎週1回×4週と2回の同窓会で1講座としています。各回とも問診と健康観察を行い、前半30分がミニ講義、後半60分が運動プログラムです。
合言葉は「SAFETY ON!」お年寄りにもわかりやすい冊子、マグネット、ステッカー、壁掛け、足指体操タオルを使用し、自宅でも転倒予防への認識が高められるように教材に工夫がなされています。

講座内容

第1回目は「高齢者の転倒と疫学」
第2回目は「食事と栄養」
第3回目は「自宅の中の安全対策」
第4回目は「足の手入れ-フットケア」
第5回目は3か月後に、第6回目は1年後に同窓会を行い、交流を深めています。

健康チェック

初回は、講座に参加する前の健康チェックとして、身長・体重・血圧・脈拍、骨密度、開眼片足立ち、10メートル歩行時間、大腿周囲径長などの測定を行います。健康チェックは血圧・脈拍、問診を毎回行い、一週間の体調なども聴きながら総合的に、運動プログラムに参加可能かを確認しながら行います。

運動プログラム

第1回目 運動プログラム
基本的な歩き方やマットを使用し家庭でも出来る運動の指導を健康指導士が行います。
  • 正しい歩き方:ウォーキングフォームのチェック
  • 転倒予防のための歩行:腿上げ、バランス、つま先上げなど
  • 椅子に座っての運動: つま先上げ、かかと上げ、認知トレーニングなど
  • マットを使用した体操:ふくらはぎ・腿・股関節などを中心に上半身、体幹、下
第2回目
楽しく取り組める運動プログラムを行います。
  • 頭の体操,敏捷性,移動性を高めるレクリエーション(椅子使用→立位で)
  • 転倒予防トレーニング:腿上げ、バランス、つま先上げ家庭でできる運動
  • マットを利用して:ふくらはぎ・腿・股関節などを中心にストレッチ運動
第3回目 自宅の中の安全対策
手作りの転倒事故予防教育用教材(自宅の模型)(実用新案登録済み)を使用して、自宅の中の危険個所を理解します。ほかに、転倒予防のための滑り止め、段差解消器、コンセント、センサーライトなどの実物を見て、使用法を理解します。
第4回目 フットケア
足指体操
研究グループが開発した足指体操タオルを使って、足底の筋力維持・強化と指の筋力維持・強化のための運動を行います。
第5回目  まとめの会と修了証書授与
最後に、参加者の皆さんからの感想や質問などをうけます。
参加者のお一人お一人に修了証書が渡されます。

参加者の皆様からの感想

参加者の皆様から、次のような感想をいただきました。

  • 場所がないので運動を継続したいがみんなが集まれる場がない。高齢者は閉じこもりになりやすいから、誘い出していくことが必要。
  • 運動の継続には仲間が必要。
  • 今回は、来ることが楽しかったし、専門の先生に教えてもらえてよかった。
  • マグネットや壁掛けを実際に使って転倒に気を付けています。家族にもよく話しています。
  • 虚弱な人は運動できない状況がある。70歳以上でも元気なお年寄りがいることを分かって欲しい。

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