学問としての看護学(看護研究)

看護研究について

看護の範囲が多岐にわたりますので、看護研究の対象や方法も広範囲にわたります。 ここでは、聖路加国際大学大学院で学位論文として提出されたものをご紹介しながら、看護研究について説明したいと思います。 また、看護学の学問的知的集積の宝庫が図書館です。学問の自由と真理の探究への使命をもって、人類の平和に寄与する図書館については、こちらをご参照ください。

看護は、"人間"を対象としているので、看護研究の対象となるのも、すべてのひとびとです。本学の博士論文からみると、大人だったり、子どもだったり、お産をしたお母さんであったり、地域で生活する人々だったいといった具合です。
それらの人々を対象に、実践されている看護の現象や相関関係を明らかにし、よりよい看護実践のために研究は行われています。 

これらの研究が基盤となって、看護学が形作られ、学問となっているのです。

看護の研究の例(聖路加国際大学で過去に提出された博士論文より)

腰痛のある妊婦に対する足浴の効果

妊婦さんは、お腹に赤ちゃんがいるので腰痛になりやすのですが、足浴※をすることで、妊婦さんの腰痛を軽減しよう、という研究です。

※足浴とは、足を洗面器にいれたお湯に入れて、暖めて清潔にする方法のことです。

体動制御を伴うベッドレストにおける時間情報提供ケアの開発

病院に入院すると、治療のためにベッド上で動かずに安静にしていなければならないことがあります。この研究は、そういうときに時間を知せることによって、患者さんに、少しでも楽に時間を過ごしてもらうための研究です。

そのほかの博士論文(一部抜粋)

  • 看護婦の専門職性を測定する質問紙の開発
  • がん患者苦悩尺度の開発―信頼性・妥当性の検討―
  • 極低出生体重児における気管内吸引後の境界付腹臥位屈曲姿勢の効果
  • 生後1か月児の終夜睡眠状況と養育者の応答性および気質の認識形成との関連
  • がん体験者の長期的な適応に関する研究―折り合いをつける力と関連要因の分析―
  • 慢性疾患をもつ幼児の治療・処置場面におけるSelf-Regulationプログラムの有効性

看護の研究の例(聖路加国際大学で過去に提出された博士論文より)

有森直子他『聖路加国際大学大学院における学位論文の特性―開設20年を振り返って―』、
聖路加国際大学紀要、NO.29 、2003、59-72

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