1)生存期間の延長 |
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アメリカ、イギリスではもちろん、わが国の全国調査でも、慢性呼吸不全の人が酸素を吸入すると、そうでない場合よりも長生きできることが証明されています。 |
2)心臓への負担が軽くなり、息切れが少なくなります。 |
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肺でとりこむ酸素量が増えて、血液中の酸素濃度が上がるために、これまでより少ない循環血液量でも全身に必要な酸素が送られます。 |
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このため心臓の負担が軽くなり、肺高血圧症・肺性心などの慢性呼吸不全からくる心臓の合併症を改善します。 |
3)症状の緩和 |
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高濃度酸素を吸入すると、低酸素症が改善され、息苦しさや心臓の動悸などの症状が解消されます。 |
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長期的には心臓への負担も軽くなり肺高血圧症や肺性心などが改善されます。 |
4)運動能力の改善 |
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動脈血の酸素分圧が改善し、心臓の負荷が少なくなり、呼吸が楽になるので、外出、運動などを楽しむことができます。 |
5)入院回数の減少 |
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安定してHOTを行うと、入院の必要がなくなり、家庭や職場での生活を続けることができます。月1回の通院により診療を受けることは必要です。 |