9-1.食事内容

 慢性呼吸不全の人は食欲減退になりやすいので、栄養を十分にとって
体力をつけることが大切ですが、つぎのことに注意してください。


食事中も酸素吸入を忘れないで

  • 食事中も処方どおりに酸素吸入を行いましょう。
  • 食べ過ぎると、横隔膜の運動が妨げられ息苦しくなります。腹8分目にします。
  • 少ない量の食事で回数を多く取りましょう。
  • ゆっくり食べます。急いで食べると、消化に悪い上に、お腹にガスがたまりやすく呼吸が苦しくなります。
  • 汁物、飲み物は注意深く飲みましょう。
  • 偏食をせず、バランスのとれた食事をとりましょう。(肉、魚、卵、豆腐など良質な蛋白・高力ロリーのもの、植物性脂肪、ビタミンの多い野菜、くだもの、ミネラルの多い海草類など)
  • 塩分をとりすぎない。1日10グラムまでを守ります。