看護ネット

ブリスベンにて開催されたICMに参加

2005年7月、オーストラリアのブリスベンで、ICM(International Confederation Midwife)が開催されました。ICMは4年に1度の割合で開催される大会です。世界各国から助産師が集まり、それぞれの国の状況や研究成果を発表したり、助産師同士(学生同士)の交流する場でもあります。そこに、私たちは参加する機会を得ました。


計5日間のICM大会はとても有意義なものでした。初日のオープニングセレモニーでは世界各国で活躍するパワフルな助産師が大勢参加するなか、オーストラリアの原住民アボリジニーの歓迎を受け大会はスタートしました。初日は英語での発表に挑戦しましたが、二日目から断念した私は、同時通訳つきのメインホールに陣取り、さまざまな発表を聞きました。発展途上国における出生率の低さ、出産後出血多量で亡くなる母と子、そしてその後を追うように亡くなる夫。そういった現状の背景には現地における医療従事者の不足や、技術不足、さらには山を越えなければたどりつけない病院、交通手段の悪さ、当事者の知識不足などさまざまな要因が関係しています。ほかには、不妊治療を受ける夫婦への精神的ケアの検討や、若年層における望まない妊娠から人工妊娠中絶の増加、その後の当事者の精神的ケアの充実に関する発表などがありました。


このような発表を聞くことで私は国際的な視野を持つことができました。それまでは、テレビや本などで情報としては持っていましたが、なんとなく現実味がありませんでした。しかし、実際に現場に関わる人から直接聞くことで、初めて身近な問題に感じることができました。ICMで学んだことや、感じたことは今後の進路を左右するほど私に大きな影響を与えてくれました。


山内真由子・清水愛恵


ワイアレスの分娩監視装置の説明を受け、最先端の装置に感動!

このように、各部屋で発表が行われました。
各国が最先端の医療技術や開発した
医療品などを紹介するブースがあります。

コアラを抱っこしたり、カンガルーにエサあげたりして
オーストラリアを満喫♪
コアラの爪が意外と痛くて、 顔がひきつってます。。。
でも、コアラは可愛かった!

2006年4月 


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