2007年5月に横浜で開催された国際看護師協会
2007年5月に横浜で開催された国際看護師協会(ICN)学術集会、学生ネットワークへ4名の学生が参加しました。日本での開催は30年ぶりという貴重な機会を得た参加学生のレポート(抜粋)です。
2007年11月 聖路加看護大学 国際交流委員会
私はICN学術集会で、今世界で何か起きていて、それにどのように対処していくべきかを学ぶことができました。まず、看護師不足が世界全体の問題であり、深刻な50カ国の内、35カ国がアフリカの国々です。HIV感染の多い地域では看護師が特に不足しており、医療保険従事者がHIVに完成してしまうケースも多いそうです。看護師がHIVプログラムの核となって現状を変えていかなければなりません。又、看護師の国家間移動についてついても移住先での定着、残された家族等さまざまな課題があることを知りました。
世界各国からの看護師、研究者、学生の方々と話す機会があり、これもよい経験になりました。「患者さんは私たちを成長させてくれるから50年以上もこの仕事を続けることができた。看護には終わりというものがないのだ」「患者さんは患者である前に人であることを忘れてはいけません」「看護をするためには生理学を学びなさい」これらはいただいたアドバイスの一端です。普段、大学の授業で勉強していることがとても重要であること、恵まれた環境で学んでいることを再認識しました。将来看護師になって今回学んだ世界的な課題を少しでも改善できるよう貢献したいと感じました。
一つの空間に本当に多くの国の看護に関わる人々が集う瞬間は感動的でした。この機会を今後の自分の人生に活かせるよう、考え、国際感覚を忘れずに広い視野を持ってこれからもたくさんのことを学んでいきたきと思います。
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