3-6.家族との協力
在宅酸素療法は家族の理解を得て協力してもらうことがぜひ必要です。
「在宅」で療養するわけですから、病状の変化の観察、酸素器具の管理、医療機関への連絡など、家族は細かな注意を払って本人と共にこの療法をより有効に継続することが大切です。
家族が知っておくこと
在宅酸素療法の必要性
どのように在宅酸素療法を実施するのかの知識
在宅酸素療法の利点や注意するべき点
どのような病状なのかの把握
在宅酸素療法がなぜ必要なのかを、家族の誰もが知っておくこと。
家族の協力について
医療機関への受診援助や連絡、相談
福祉制度を利用するときの申請
酸素療法が指示どおり行われているかの確認(濃度、流量、湿度など)
酸素濃縮器や酸素ボンベなど、器具や薬の管理
食事、お風呂、排泄、移動の介助
通院や外出のときの付き添い(とくに火気は厳禁、禁煙の協力)
安楽の工夫(呼吸を楽にするための体位)
酸素会社への連絡