7-2.体位ドレナージ

体の位置を工夫して痰を吐き出しやすくする体位排痰法です。痰は肺の低い場所にたまりやすいので、体位をいくつか組み合わせると痰を吐き出しやすくなります。 

軽く叩く(パーカッション)方法とスクイージングおよびバイブレーションを併用すると、さらに排痰しやすくなります。家族や友人に軽打してもらうのが理想的ですが、介助者がいない場合は、自分で叩くのもよいでしょう。
  • 食前食後、1時間以上たってから行ってください。
  • 次の体位に移る前に必ず咳(せき)をしてください。
  • 少なくても1日2回(朝起きたとき、夜寝る前)は行ってください。
  • 息切れがひどかったり、血痰があったりなどの場合は続けていいかどうか医師に連絡して指示を得てください。


  • 図の●印は、軽打法(パーカッション)や、振動法(バイブレーション)を行う場合の大体の位置。