8.適度な運動をしよう−運動療法のすすめ−

在宅酸素療法は自分で健康を守っていくことが中心になります。入院中に、在宅酸素療法に向けて、さまざまな準備をしますが、その中に体力の回復をはかるための運動療法や呼吸練習があります。


歩行や運動を始める前には、それぞれ症状が異なるので医師と相談してから行うこと。

適度な運動は次のような効果があります。
  • 持久力や日常活動力を鍛える
  • 全身の筋力をつける。
  • 不眠の防止。
  • 食欲減退を緩和する
  • ストレス解消に役立つ。


8-1.歩行

  • 楽な歩きやすい靴を用意する。1日20〜30分程度は歩行しましょう
  • 早足は息切れにつながるので、できるだけゆっくり歩きます。
  • 平坦な所を歩きます。
  • 自転車の方が楽な場合は自転車に乗ってもよいでしょう。
  • スケジュールは無理のないようにして、携帯する酸素ボンベは十分余裕をもって出かけます。