どうやって、おちちをのませばいいか。
お母さんは赤ちゃんを産(さん)むとホルモンの変化(へんか)によりおちち(母乳(ぼにゅう))が作られます。 赤ちゃんは自分で『お腹(なか) がすいた』とか『のどがかわいた』とか話すことができません。話すことができない 代(か)わりに泣いて『おっぱいちょうだい』と教えてくれます。 でも赤ちゃんは自分でおっぱいのところまで歩いていくことはできないので、泣いたときにはやさしく抱(だ)っこしてあげます。そしてあかちゃんのお口、舌(した)の上に乳首(ちくび)を入れてあげます。 すると赤ちゃんは、舌とお口の上の壁(かべ)をつかってお母さんの乳首をしごくような動(うご)きをします。元気に産まれた赤ちゃんはそのような力をしっかりもって産まれてきます。 そしてお母さんの体は、赤ちゃんのお口の動きによっておっぱいが出ます。そしてこのお口の動きで、赤ちゃんはごくごくとおちちを飲むことができます。 赤ちゃんはおなかがいっぱいになると、母さんやお父さんまわりのお姉さんお兄さんの顔をみて笑ってくれます。 時にはすやすやと眠(ねむ)ってしまいます。