2年目に思うこと

山口 恭子
  • 2014/01
  • 看護師:山口 恭子

1.1年目を振り返って
手術室看護師に配属されて2年目も後半になりました。初めは1日1件の手術で直接介助を担当し、先輩に助けてもらいながら独り立ちすることの繰り返しでした。毎日異なった手術を担当することも多いため、日々新しいことが山のようにでてきて、その日の復習と次の日担当する手術の予習に追われていました。覚えたと思っても実際には覚えたようにできないという現実に嘆きながら、長いようであっという間に過ぎていきました。

2.手術室看護師について
 ところで、手術室看護師はいったい何をするのかご存知でしょうか。手術中は主に2つの役割を担っています。
まず1つめは、直接介助という器械出し業務があります。「TVでメスって言われたら渡す人?」とよく言われますが、ざっくり言うとその通りです。渡すのはもちろんメスだけではなく、鉗子や機械類など手術で使用するものはほぼ全て器械出しをしている看護師から医師の手に渡ります。そのため、解剖学的なことから、手術の内容や流れ、手術の展開に合わせて必要な器械は何かなどを事前に学び、覚えなくてはいけません。記憶力との戦いです。また、医師から「○○(器械の名前)」と言われたら、○○(器械)を間髪入れずに確実に渡すという反射神経もある程度必要なのかもしれません。とは言っても私自身は褒められたものではありませんが。しかし余計な時間がかからないようにすることは手術時間が短縮し、麻酔時間も短くなり、患者さんの身体へ余計な負担をかけないというところでは重要なことだと思います。
もう一つの役割は間接介助という外回り業務です。手術前日は、術前訪問に伺って患者さんに手術室での流れや手術後の状態(点滴や廃液ドレーンがどこに何本ついているかなど)を説明します。また、どんな方なのかということも把握し、その方ができるだけ落ち着いて手術に臨むためには何ができるのかを考え実践していきます。当日は手術全般のアシストをします。手術中は器械出しが必要とするものを適宜清潔な術野に出したり、出血量をカウントしたり記録もします。また、医師や麻酔科医、器械出し、看護助手、臨床工学士、病棟の看護師など、手術に関わっている全ての人とコミュニケーションを取りながら、手術が安全に円滑に進むよう気を配ります。手術の進行以外にも麻酔や薬のことも知る必要があるので、外回りになった時はさらに勉強量が増えます。私もまだまだ分からないことも多いので、その都度知識を加えていっているところです。

3.働く上で大切にしていきたいこと
 私が入った年は,手術室の同期が多くてとても助かりました。同じ手術でも先に同期が担当していれば、情報交換をして経験の共有ができるからです。同じ目線からのアドバイスはとても参考になります。失敗談や愚痴も話します。ご飯を食べながら、お酒を飲みながら、一緒に悩んだり悲しんだり考えたりします。面白いことやできて嬉しかったことなども共有して、一緒に乗り越えていこうという感じです。休日にはたまに旅行へ行き、バーベキューやたこやきパーティをすることもあります。みんな大人ですのでプライベートも尊重しつつ、無理せずに程よい距離を保ちながら助け合っています。
何か手が必要な人にはさっと手を差し伸べることができて、自分も支えてもらいながら成長していける...そんな環境をこれからも大切にしていきたいです。

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