奈美 悦子:著
出版社:主婦と生活社
発行年月日:2005年5月
税込:¥1,470
ISBN:4-391-13076-9
この本は女優、現在はマルチタレントと活躍されている奈美悦子さんの人生そして闘病生活について書かれています。
2004 年始め、奈美さんは「掌蹠膿疱症性骨関節炎」( しょうせきのうほうしょうせいこつかんせつえん) という最近までは治らないと信じられていた難病と診断されました。
この病気は手のひら、足のうらにニキビのような膿疱が現れ、症状が進むと全身にナイフが突き刺さるような痛みを伴います。
奈美さんもある日、激痛に襲われ病院に駆け込みました。診断は原因不明。その後、多くの病院を紹介されましたが、医療関係者の中には名前さえも知らないという現状を目の当たりにしました。そんな中、ステロイド剤による一時的な治療ではなく、唯一免疫学的な側面からこの病気を研究している秋田県本荘市の前橋先生に出会いました。その後この病気がビタミンH欠乏による代謝異常から引き起こされる生活習慣病ということもわかりました。
先生に出会ってようやく快癒に向かい、勇気を出してカミングアウトにいたるまで到った奈美さん。この本は、同じ病気、そして今も原因不明と診断されて苦しんでいる方々に「必ず治る」という奈美さんのメッセージが込められています。
看護ネット事務局