著者:大滝厚子
出版社名:関西看護出版
発行年日:2005年6月
価格:\1,890
ISBN:978-4906438730
高齢化社会に向け、介護士の必要性にますます迫られる昨今。年々、介護士の絶対数は増えているものの、介護の世界にはいくつかの「ひずみ」が生じているようです。
介護士への思いを胸に、懸命に取り組んだ資格取得への講義や実習。しかし実際の介護の現場で必要とされることとの間には、質・量とともに差があるのが現状のようです。
新人介護士のが現場に立ってから多々直面する問題点。
しかし、現場に立てば、ひとりの介護士として立派に務めあげなければならないという責任から、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と分かっていてもなかなか聞けないこともあるようです。
また、自分ひとりではなかなか気づくことのできない観点や考え方などもあります。
本書はそんな新人さん向けに介護の基本を現場の視点から丁寧に解説してくれている1冊となっています。
著者の大滝厚子さんは、看護師であり、また、特別養護老人ホームの施設長も務めているそうです。
そんな彼女は徹底した現場主義。スタッフへの指導方法にも定評があります。
本書にはそんな現場目線によるイラストも盛り込まれ、注目です。
ぜひ手にとってみてください。
(目次)
1章 医学一般
1.人間の身体って、どうなっているの?
2.食べるときや出すときの、身体の働きは?
3.年を取ると、心と体はどうなるの?
2章 ケアの基本となるもの
1.ケアってなぁに?
2.観察ってなぁに?
3.体温や血圧などの測りかた
2章 現場で役立つケアの実際
1.障害に合わせたケアのポイント(知識編)
2.障害に合わせたケアのポイント(実技編)
看護ネット事務局