著者:森下純子
出版社名:朝日新聞社
発行年日:2003年11月
価格:\567
ISBN:978-4022614322
わずか6歳で癌を告知された「しげちゃん」の498日間の闘い。
過去、しげちゃんのお母さんは離婚をし、シングルマザーとしてしげちゃんを育ててきた。
その中で育まれた深い愛情が、しげちゃんからお母さんへ投げかけられる言葉を生み出したのではないだろうか。
「ママでなくてよかったよ」
自分が癌におかされていることを知り、最後には受け入れる。
ママが癌におかされているのではなくてよかった、ママでなくてよかった。
想像を絶する痛みを気力を振り絞って堪え、必死に病気と闘い続ける。
そんなに苦しんでいるのに、しげちゃんの口からどうしてそんなに優しい言葉が紡ぎだされるのだろう。。
しげちゃんもお母さんも最後まで闘い続けました。その強さ・愛は、しげちゃんの生きた8年という年月の短さを感じさせないほど、深いものとなっています。
◇目次◇
序章
新天地(こんにちは赤ちゃん;新天地を求めて)
第1章
発病(足が痛いよ;告知―逃れられない現実 ほか)
第2章
再発、そして転移(生きていた「岩ちゃん」;放射線治療が始まった ほか)
第3章
臨終―私の腕の中で(死んでもまた会えるかな?;病院に帰っておくれ! ほか)
看護ネット事務局