著者:春日くに子
出版社名:コスモトゥーワン
発行年日:2008年12月
価格:\1,470
ISBN:978-4-87795-145-0
懐メロ(なつメロ)とは、かつての流行歌で、その歌を聴くと流行したころが懐かしく思い出されるような歌のことです。最近、歌う楽しさは人の心を明るくし、前向きで積極的な気持ちを高めるということから、懐メロや演歌を取り入れた「音楽レクリエーション」が介護の場に多く取り入れられはじめました。
誰でも子供の頃に流行った歌謡曲を楽しく歌うように、高齢者の方々も懐かしい歌を聞きながら一緒に歌えば気持ちよく元気になります。リズムに合わせて手や指を動かしたり、楽器を使ったりする工夫を加えれば、身体の動きによって脳の神経細胞が刺激される効果もあります。
実際、無表情な顔に喜怒哀楽が生まれたり、会話が増えたりといった効果を始め、寝たきり防止、難聴治療にも活用されてきています。
プロの演歌歌手であり、音楽療法士、介護福祉士でもある著者が、介護現場の実体験を通して生み出した「音楽レクリエーション」は、心身が一気に活性化します。介護する側も、される側も心と体が前向きに、笑顔が生まれるでしょう。ぜひお試しください。
(目次)
ロローグ 歌と介護の幸運な出会い!
1章 歌の力が介護を変える
演歌歌手が体験した7つの感動物語
2章 懐メロ・演歌で介護を応援!
演歌歌手、音楽療法士そして介護福祉士へ
3章 笑いがあふれる楽しい時間をプレゼント
「音レク」で生きがいづくり
4章 「ほんとうに楽しい」を演出
トーク、スキンシップ、カラオケ映像...
5章 コツさえわかれば誰でも楽しく歌える!
プロが知っている秘訣
6章 歌を通して心と心がつながる
地域活動として定着
付録 進化し続ける「カラオケ文化」
新しい介護システムも登場
看護ネット事務局