著者:山崎 多賀子
出版社名:光文社
発行年日:2007年09月
価格:\1,575
ISBN:978-4-334-97522-7
化粧品から健康・メンタルまで幅広い美容に関する情報を発信する著者自らの闘病記です。仕事柄「キレイ」のキーワードがどれほど女性にとって重要かを知っている著者は、自身の闘病中にも常に「キレイ」を心がけていました。
「キレイ」という要素に加え、最先端の治療・医者とのコミュニケーション・お金の事などを徹底的に取材し、医学書には載っていないけれど患者にとっては最も気になる内容を独特の切り口で紹介しています。そして重要なのは、乳がんは早期発見できれば助かる病気であること、そのため乳がん検診がいかに重要かを訴えています。
もともとは女性誌で発表された闘病記が好評で、出版に至りました。抗がん剤治療の副作用による脱毛の過程や、ウィッグの選び方、眉毛の書き方など雑誌感覚で読める内容が読者の心を掴んだのです。
脱毛によって抜けてしまった髪を隠さず逆手に取って魅力的なファッションを模索したり、ご夫婦一緒に新しい毛が萌芽し黒さを増していく課程を楽しみながら見守ったり。本書には山崎さんの感性から生まれた闘病生活を楽しむヒントが詰まっています。
「キレイ」な闘病生活を送る知識と発想があれば、つらさを楽しみに変えられる部分もあるということを教えてくれる貴重な一冊です。
(目次 )
■第1部 発覚から治療まで - 私の「乳がん闘病記」-
(10年ぶりに受けた検診で...しこりのできない乳がんがあるなんて!)
乳がん確定!...超早期、なのに全摘
病気をオープンにして情報収集 ほか
■第2部 専門家たちに聞きました!「乳がん」治療の最前線
(自分の命を救う乳がん検診)
乳がんの第一関門"手術"の選択
乳がんの第二関門"術後補助療法"の選択
未来への期待 ほか
看護ネット事務局