著:洞口 依子
出版社名:小学館
発行年日:2011年01月
価格:\500
ISBN:978-4-09-408579-2
著者の洞口 依子さんは、中学3年生の時に「週刊朝日」の表紙モデルに抜擢された後、グラビアアイドルとして活躍し、19歳で女優デビュー。数々の映画やテレビドラマで活躍中に結婚し、公私ともに充実していた38歳の冬、子宮がんが発覚。子宮と卵巣を全摘出の手術を受けますが、現在はみごとに女優として復活しています。
手術は成功したものの、リンパ節への転移がわかり、入院期間は2カ月間に及びました。退院してからも元通りにはなれないジレンマ。末梢(まっしょう)神経がしびれて歩けなくなったり、ホルモンバランスが狂い太ったり。心のバランスが崩れて、うつやパニック症状を発症したり。手術後、排泄(はいせつ)のコントロールができなかった事は、これまでカッコつけて女優として生きてきた彼女にとって、プライドをずたずたにされる思いだったそうです。
手術後の副作用に苦しみ、自殺未遂をするほど追い詰められながらも、女優として復活することをあきらめませんでした。その決意と共に彼女を救ったのは、「書くこと」でした。
本書の中で、闘病生活をさらけ出し、新しい人生をスタートさせたのです。
洞口さんは、ブログでのメッセージ発信の他に、本書のリーディングとギター・ウクレレによるライブ・セッションを定期的に行い、多くの女性たちの共感を呼んでいます。
多くの癌経験者が祈る「早期発見」。
洞口さんは自身の経験をもとに、カラダと語り合う事の大切さを訴えています。
看護ネット事務局