著・監修:稲葉 裕
出版社名:エクスナレッジ
発行年日:2011年06月
価格:\1,000(税込)
ISBN:978-4-7678-1163-5
「猛暑」という言葉が浸透してきたここ数年、6月に入ると毎日のように耳にするのが熱中症のニュースです。特に節電対策を余儀なくされた2011年には、熱中症で病院に救急搬送された人の数が全国で3万5436人(5月30日~8月14日、総務省消防庁速報値より)。期間中に救急搬送された人のうち、65歳以上の高齢者が46・5パーセント(消防庁のまとめ)だったそうです。
年を追うごとに増加する熱中症患者。予防法や対策の情報はインターネットやテレビでは多数紹介されていますが、簡単に手に取りやすい書籍は少ないのが現状です。
本書は、熱中症の症状、かかりやすい人、予防法、応急処置方法をイラストやマンガなどで理解しやすくまとめ、生活の注意点や年代別の予防法などを、イラストを使い、とても具体的に書かれています。
万が一熱中症にかかってもあわてない、応急処置の方法も丁寧に解説しているので、汗をかきにくく、体温調整が難しくなっている高齢者のいるご家庭では、家族全員で読んでいただきたい一冊です。
(目次)
はじめに
熱中症は身近なところで起こっています
第1章 熱中症の基礎知識
熱中症とはどんな病気でしょうか?/屋内にいれば熱中症にはなりませんか?/なぜ体温調節の機能は乱れるのでしょうか?/熱中症になるとどんな症状が現れますか?/熱中症にかかりやすいのはどんな人ですか? など
第2章 熱中症を予防する方法
予防では、どんな点に気をつければよいでしょうか?/食生活で気をつけることはどんなことでしょうか?/エアコンなど、空調の使い方のコツはありますか?/予防のために年代ごとに気をつけたいポイントはありますか? など
第3章 熱中症になったときの応急処置
熱中症だと分かったら、どうすればよいでしょうか?/涼しい場所に避難する際のポイントはありますか?/医療機関に搬送するときの注意点はありますか?/熱中症の症状が落ち着いたら安心でしょうか? など
看護ネット事務局