著:吉本 賢隆
出版社名:平凡社
発行年日:2012年06月
価格:\1,680(税込)
ISBN:ISBN978-4-582-51326-4 C0047
日本人女性の15人に1人が乳がんになるという時代。日本では、年間約1万2000人の方が乳がんで亡くなっています。医療関係者や乳がんを発症してしまった方は、口をそろえて検診の重要性を語ります。無料検診を行う市町村も増えてきました。
乳がんは確かに怖い病気ではありますが、早期発見と治療次第で、治癒率が最も高い「がん」だからです。
それでも、いまだに「自分だけは大丈夫」と検診を受けていない方が、大勢いるのです。乳がんにかかった方のほとんどが、病気を告げられた時に「まさか自分が・・・」と思うそうです。
本書は、乳がんの専門医である著者が「患者目線で」「分かりやすく」乳がんについての最新情報をまとめています。
まず、病気に対する正しい知識を持ち、もしも自分や家族が乳がんにかかってしまっても冷静な対応ができる準備をしてください。
「自分も乳がんになるかもしれない」という思いが早期発見につながります。
そして、定期的な検診と、勇気をもって治療に挑むことが、乳がんを克服する第一歩だと著者は言っています。
「私だけは大丈夫!」そんなふうに思っている方、乳がんとは無縁の方に、ぜひ読んで欲しいと一冊です。
(目次)
序章 がんとは何か?
第1章 日本女性の15人に1人は乳がんになる
第2章 「自分も乳がんになるかもしれない」という思いが早期発見につながる
第3章 正しい診断ががん治療を成功に導く
第4章 がんを受け入れ、勇気をもって治療を始める
第5章 抗がん剤治療が治癒率を高める
第6章 がんとともに生きる
看護ネット事務局