実用単行本 “訪問看護”で変わる希望の在宅介護
著:角田 直枝
出版社名:小学館
発行年日:2014年2月
価格:\1,200(税抜)
ISBN:9784093108232
多くの場合、家族が突然病気や事故で倒れたことがきっかけで、在宅介護が始まります。
昔と違い核家族化が進んだ現在では、介護の負担は主婦などの一人の肩にかかることが多く、いざという時にも代わってもらえる環境が整っておらず、時間のやりくりや体力的な負担をはじめ、精神的な問題にさえなることもあります。
介護で家族がバラバラにならないためにも、余裕を持てる在宅介護を考えなければなりません。
まず頭に浮かぶのは、ホームヘルパーの方に身の回りのお世話をお願いする訪問介護ではないでしょうか。これは、入浴介助・移動の補助・清拭等の身体介護や買い物・掃除・洗濯・食事作成などの必要に応じた生活支援を、ホームヘルパーや介護福祉士が行います。
一方で、訪問看護ステーションから派遣される看護師免許を持つ看護師もしくは保健師・助産師が、自宅に訪問し病気の治療や診療補助をおこなうサービス「訪問看護」というものがあります。
病状や療養生活を看護の専門家の目で見守り、適切な判断に基づいたケアとアドバイス医療と介護をつなぐ訪問看護ですが、在宅介護が増えると共に重要性は高まっているのにも関わらず、認知度・利用度はまだまだ低いのが現状です。
本書は、医療と介護の両方の現場の実態を熟知したスーパー看護師が、訪問看護のメリットと利用法をていねいに教えます。 介護される方にもご家族にも、負担を減らし笑顔で過ごせるようにと出版されました。
まずは、本書で訪問看護について、理解を深めていただきたいと思います。
看護ネット事務局