症状で選ぶ!がん患者さんと家族のための 抗がん剤・放射線治療と食事のくふう

2015.03.15
症状で選ぶ!がん患者さんと家族のための 抗がん剤・放射線治療と食事のくふう

監修:山口 建 (静岡県立静岡がんセンター総長)
出版社名:女子栄養大学出版部
発行年日:2007年10月
価格:\2,160(税込)
ISBN:978-4789550116

がんは、これまでと違い、治療が可能な病気となりました。その為、手術後も長く抗がん剤や放射線治療とつきあっていくことになります。
抗がん剤・放射線治療などの化学療法には副作用が現れることがあるため、食事についての悩みを多く聞きます。これから治療を受ける方にとっても大きな不安となるようです。

「食べられない」と栄養不足で体力が低下してしまうこともあるので、治療の妨げにもつながります。最近では入院せずに通院で治療するケースも増えているため、仕事と並行しての治療も考えられます。体力維持のために食事のケアは、ご本人のみならず、ご家族にとっても気になるところでしょう。

本書では、がん専門病院の栄養士らが考えた、吐き気・嘔吐(おうと)や食欲不振、口内炎、膨満感といった11の症状別に食べやすいメニューを紹介しています。
メニューだけでなく、味覚障害・嗅覚障害などの症状についての対処法も補足されているので、同じ材料を使ったアレンジメニューも作れるようになっています。

「食べられない」悩みは大きいものです。「我慢して食べなくては」と思うほどストレスにもつながります。まずは本書で自分の症状を理解してみましょう。そして食べられるものを見つけられれば、少しずつでも口にできるようになってきます。
また、これから治療を始める患者さんには、ふだん通りの食事でも工夫次第で食べられるとご理解いただければ、不安が少しでも軽くなるでしょう。
ご家族の皆さまがご一緒に、病気に立ち向かう気持ちになっていただける一冊です。

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