はじめよう!SOGIハラのない学校・職場づくり 性の多様性に関するいじめ・ハラスメントをなくすために

2022.09.15
はじめよう!SOGIハラのない学校・職場づくり 性の多様性に関するいじめ・ハラスメントをなくすために

著者:「なくそう!SOGIハラ」実行委員会
発行‏ : (出版者)株式会社 大月書店,(出版年月)2019年7月
(大きさ)A5 / (ページ数)181ページ/(定価)1600円(税別)
ISBN:978-4-272-41254-9
書籍URL:http://www.otsukishoten.co.jp/book/b457293.html

「SOGIハラ」という言葉を聞いて耳慣れない、不思議な言葉だと感じる人も多いのではないでしょうか。
「SOGIハラ」という言葉や考え方は、LGBTへの差別をなくして「ありのままの自分で生きやすい社会を実現する」といった著者の行動に賛同した、LGBT当事者やLGBT関連以外の多様なソーシャル活動を推進する方々からのアドバイスを受けて生み出したものです。Sexual Orientation(性的指向)・Gender Identity(性自認)に関するハラスメントを略して「SOGIハラ」と呼びます。
電通ダイバーシティ・ラボが行った「LGBT調査2018」によれば、日本人の中でLGBTにあたる人は約11人に1人の割合でいるとも言われており、皆さんの周りにも、カミングアウトしていないだけでLGBTの当事者がいるかもしれません。
著者によると『差別的な言動や嘲笑、差別的な呼称』、『いじめ・暴力・無視』、『望まない性での生活の強要』、『不当な入学拒否や転校強制、異動や解雇』、『だれかのSOGIについて許可なく公表すること(アウティング)』がハラスメントにあたる行為とされています。自分でも無意識の内に「男だから」「女だから」といった考えで発言してしまうことが当事者を傷つけることにも繋がります。
著書にはLGBT当事者が体験した事例や支援のあり方などがあり、LGBTに関する理解も深まると思います。当事者でなくても、誰でも「アライ(=非当事者でありながら、多様な性のありかたに理解のある支援者・応援者)」になれます。ぜひ、この本を読んで多様な性のあり方について考えてみてください。

目次

  • はじめに マンガで考える「これってSOGIハラ?」
  • パート1 基礎から知る「SOGIハラってなに?」
  • パート2 学校で起こるSOGIハラと支援のありかた
  • パート3 これってSOGIハラ?事例集
  • パート4 SOGIハラのない学校・職場づくりに必要なこと

看護コミュニティ

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