がんになった親が子どもにしてあげられること

2022.12.27
がんになった親が子どもにしてあげられること

著者:大沢かおり
発行:(出版者) 株式会社ポプラ社 (出版年月)2018年2月
(大きさ)B6変型判 / (ページ数) 205ページ /(定価)1300円(税別)
ISBN:978-4-591-15798-5
書籍URL:https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008185.html

2人に1人ががんにかかると言われている時代だからこそ、子どもを持つ親ががんと診断されることも珍しくはない。実際にがんと診断されたときに、18歳未満の子どもがいた患者の数は、全国で年間約5万6000人いるとも言われている。
自分が「がん」と診断されたときに自分の子どもに伝えるだろうか。
本書は、子どもに自分のがんのことを伝えるのか、伝えないのか、親ががんになった子どもを周囲はどうサポートするのか。「がんになった親」が「子ども」にできることは何かについて記されている。
子どもは家族の変化に対してとても敏感であり、どんな些細な変化でも「いつもと違う何かが起こっている」ということに気付く力が備わっている。親が上手く隠しているつもりであっても子どもたちは目の前で起きていることを必死に感じ取り、親の変化に気付いた結果「がんになったのは自分が言うことを聞かなかったせいだ」などと思い込んでしまうことも多い。
しかし、「まだとても子どもには伝えられない」という親もいるのではないだろうか。そんな時は無理をせず、焦らないことが大切である。いまは無理でも、いつか子どもに伝えようと思った時に役に立つ一冊である。

  • Introduction どの選択も間違いではありません
  • Chapter1 子どもに伝えたほうがいいの?
  • Chapter2 子どもへの伝え方―基本編
  • Chapter3 子どもへの伝え方―発達に応じて
  • Chapter4 周りにサポートを求める
  • Chapter5 あなたが遺してあげられるもの
  • Conclusion 「がん」になったからこそ

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