実践 医療現場の行動経済学

2023.03.30
実践 医療現場の行動経済学

著者:大竹文雄・平井啓
発行:(出版者)東洋経済新聞社 (出版年月)2022年5月5日
(大きさ)19 cm / (ページ数)270 ページ / (定価)2400円(税別)
ISBN:978-4-492-31543-9
書籍URL(上記「出版者」によるウェブサイト):
https://str.toyokeizai.net/books/9784492315439/

インフォームド・コンセントが謳われている現在、患者の意思決定の過程で、医療従事者と患者のコミュニケーションにすれ違いが起こった経験はないでしょうか。
この本では、インフォームド・コンセントや新型コロナウイルスの感染対策など旬の話題について、具体的な分析・取り組みが紹介されています。医療現場における意思決定支援や行動変容を行動経済学の視点から捉えることで、どのような考え方で臨んでいるのか、患者と医療従事者、両者の立場から理解を深めることができます。現在バイアスやナッジ、損失回避など馴染みのない専門用語についての解説も含まれているので、初めて行動経済学を学ぶ方も理解しやすい内容となっています。
より良い意思決定支援を行うために、研究や事例から行動経済学の適応を検討する機会にしてみてはいかがでしょうか。

  • 第1章 巻頭インタビュー
    「医療現場の行動経済学」は臨床医にとって本当に役に立つのか?
  • 第2章 行動経済学・ナッジの解説
  • 第3章 インフォームド・コンセントをナッジする!?
  • 第4章 新型コロナウイルス感染症対策の行動経済学
  • 第5章 感染症対策としての手指消毒
  • 第6章 HPVワクチンを本来の接種状況に戻すためのストラテジーの開発
  • 第7章 選択アーキテクトとナッジを活用する国を挙げての肝臓病対策の秘策
  • 第8章 SMSを用いたナッジによる特定健診受診勧奨
  • 第9章 臓器提供意思表示促進のためのナッジメッセージの開発
  • 第10章 自分のペースで今後の医療・ケアを話し合うための人生会議
  • 第11章 アレルギー性疾患の治療における行動経済学
  • 第12章 非感染性疾患における行動経済学
  • 第13章 内服投与事故のプロセスと解決するためのナッジ
  • 第14章 メンタルヘルスケア受診・受療行動促進のためのナッジ

看護コミュニティ

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