著者:大竹文雄・平井啓
発行:(出版者)東洋経済新聞社 (出版年月)2022年5月5日
(大きさ)19 cm / (ページ数)270 ページ / (定価)2400円(税別)
ISBN:978-4-492-31543-9
書籍URL(上記「出版者」によるウェブサイト):
https://str.toyokeizai.net/books/9784492315439/
インフォームド・コンセントが謳われている現在、患者の意思決定の過程で、医療従事者と患者のコミュニケーションにすれ違いが起こった経験はないでしょうか。
この本では、インフォームド・コンセントや新型コロナウイルスの感染対策など旬の話題について、具体的な分析・取り組みが紹介されています。医療現場における意思決定支援や行動変容を行動経済学の視点から捉えることで、どのような考え方で臨んでいるのか、患者と医療従事者、両者の立場から理解を深めることができます。現在バイアスやナッジ、損失回避など馴染みのない専門用語についての解説も含まれているので、初めて行動経済学を学ぶ方も理解しやすい内容となっています。
より良い意思決定支援を行うために、研究や事例から行動経済学の適応を検討する機会にしてみてはいかがでしょうか。