著者:澤渡夏代ブラント,小島ブンゴード孝子
発行:(出版者)大月書店 (出版年月)2020年6月
(大きさ)四六判並製/ (ページ数)259ページ /(定価)1800円(税別)
ISBN:978-4-272-35046-9
書籍URL(上記「出版者」によるウェブサイト):
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b510031.html
「デンマーク」という国を聞いたことがあってもどんな国なのか知らない人もいるのではないでしょうか。デンマークは国民の幸福度調査で上位にあがり、ヨーロッパ大陸の北端に位置し人口は580万人、日本の北海道とほぼ同じで面積は北海道の約半分という国です。そんなデンマークでは、女性の社会参加が進み、女性が活躍できる社会が構築されてきています。日本においても、近年女性の社会参加は進んできていますが、待機児童問題、保育施設や保育士不足、不安定な非正規雇用の定着などまだまだ解決すべき問題があることが現状です。
本書ではデンマークに在住する2人の日本人女性がデンマークと日本の、子育てや労働、社会システムの違いについて述べられています。女性が社会参加をしていく中で、女性のみならず男性の意識を変えていくことも重要ではないでしょうか。社会で働く女性・子育て中の女性のみならず、男性も含むすべての方にすすめる1冊です。
デンマークの人々が、デンマークの女性が、これまでどのような努力をしたのか、そしてその結果どのような社会が生まれたのかその経緯と現状の両面をひも解いてみませんか。