著者:深澤友紀
発行:(出版者) 朝日新聞出版(出版年月)2018年3月
(大きさ)高さ19cm / (ページ数)208ページ /(定価)1400円(税別)
ISBN:9784023316140
書籍URL(上記「出版者」によるウェブサイト):
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=19891
妊娠をしたら、元気な赤ちゃんが生まれてきてくれると思っている方も少なくないのではないでしょうか。しかし、実際は50人に1人が死産と言われており、産声を聞くことができない妊婦や家族、産声を上げることができない赤ちゃんもいます。お腹の中で順調に大きくなっていると思っていても、ある日突然「お腹の中で赤ちゃんの心臓が止まっています」「赤ちゃんに病気があるので生まれても長くは生きられません」と言われ、悲しみに暮れたまま出産を迎える妊婦の方が、当時の思いを語ってくださっています。必ずしも出産=幸せなものではなく、辛い思いをされた方がいること、その気持ちに寄り添う医療職の姿勢や、グリーフケア、お見送りの様子に関しても知ることができる1冊です。医療職の方も、そうでない方も、お産に携わる方もそうでない方でも、産声をあげることができなかった天使たちと、天使ママたちの思いを、ぜひ知っていただきたいと思います。