著者:長谷川和夫, 猪熊律子
発行:KADOKAWA
発行日:2019年12月
価格:1300円(税別)
ISBN:9784046044990
この本は、認知症かどうかの診断の物差しとして日本中で広く使われている認知機能検査である「長谷川式簡易知能評価スケール」を開発した精神科医師の長谷川和夫さんが書かれた本です。「長谷川式簡易知能評価スケール」を開発した方が当事者となり感じたことや、認知症とは何かということ、「長谷川式簡易知能評価スケール」がどのように開発されたのか、認知症の歴史、日本人や日本の社会に伝えたいことなど長谷川医師の伝えたい遺言としての内容がぎっしり詰まったサラッと読める、感慨深く、かつ元気も貰える本です。
人生100年時代、そして更に高齢化社会となっていく日本の世の中で、認知症についての正しい知識を当事者だけでなく周囲の人たちも持つこと、当事者の方と一緒に認知症の方の生活を考えていくことが大切だと書かれています。
これからの人生をより良く生きるための指針ともなる一冊です。 ぜひ、手に取って認知症について、自分が生きることについて考えてみませんか?