エビデンスにもとづくテレナーシング 実践ガイドライン

2012-2013

編著
聖路加国際大学亀井智子科研
テレナーシングSIG

本書の構成は、テレナーシングのためのガイドライン専門職編と在宅療養者編を1冊にまとめています。内容構成は下の図のように共通ですが、在宅療養者の方には、より分かりやすい用語を用いた内容となっています。

専門職編

慢性疾患で在宅療養する人を対象とし、近年の通信技術を利用して遠隔地から在宅療養者の健康状態を把握して疾病管理を行う「テレナーシング;Telenursing」を始めようとしている専門職の方々のために作成した実践ガイドラインです。
テレナーシングという言葉は、耳慣れない方も多いと思います。しかし、諸外国では1980 年代から開始され、徐々に利用者が拡大し、在宅療養者や妊産婦等の人々が家庭に居ながらにして看護や保健指導を受けるというヘルスケアの方法が進展しています。
対象者から送られる日々の心身データを読み、病状の変化の有無や変化の重症度を判断し、テレビ電話等を介して対象者と面談し、遠隔保健・看護指導とテレメンタリングを行うことは、ベッドサイドにいる対象者への看護と本質は変わりありません。むしろ、テレナーシングには高いコミュニケーション力や観察力、判断力が求められ、対象者とともに心身状態を把握し、保健・看護相談にあたりながら、対象者のセルフケア力を高め、病状の維持や安定に貢献していきます。
その反面、対象者には日々のバイタルサインズの測定や情報送信などの負担を強いることにもなり、両者がテレナーシングの目的や共通の目標をもつことが重要となります。

在宅療養者編

慢性疾患等で在宅療養する方に対して行われる、通信技術を利用した遠隔看護( テレナーシング)を受けるためのガイドです。
テレナーシングとは、自宅で療養する方の健康状態を遠隔地から看護師(テレナース) が観察・判断し、病気の管理やテレビ電話を用いて看護・保健指導を行うものです。
テレナーシングという看護の方法は、まだ耳慣れない方も多いと思います。
しかし、諸外国では1980 年代から開始され、徐々に利用者が拡大し、様々な効果が報告されています。
テレナーシングは、在宅療養者とテレナース間のコミュニケーションの上に成り立ちます。これにより、在宅療養者ご自身の自己管理する力を向上する手助けを行います。
 従って、在宅療養者の方々には日々の血圧のほか、症状など心身の情報を正しくテレナースに送る必要があり、利用者とテレナースは同じ目標- 安定した療養生活の達成- に向かうことが求められます。

より多くの専門職や在宅療養者にテレナーシングについて知っていただき、本書が実際に活用するときのガイドとして利用していただけることを願っています。

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