在宅酸素療法で新しい人生を生き抜こうとなさる患者さん・ご家族と、支援に当たられる関連諸職種の皆さまの座右の手引きとして作成した、『目で見る在宅酸素療法の手引き』についてご紹介します。
『目で見る在宅酸素療法の手引き』とは
『目で見る在宅酸素療法の手引き』は、在宅酸素療法で新しい人生を生き抜こうとされている患者さん・ご家族と、支援に当たられる関連諸職種の皆さまのために作成されました。
座右の手引きとなり、お役に立つことを目的としています。
編集者のお二人は、長年にわたる呼吸不全・呼吸器機能障害・難病看護の現場での経験と深い思索をもとに執筆にあたられました。
生き生き在宅酸素療養の日々を実現する上での優しい友として、ひいては我が国の在宅医療の健全な在り方を探る一里塚として、本書が広くご愛読いただけることを、心から念願いたします。
概要
看護師が、より具体的に患者へ説明できるように、「患者教育のポイント」と実際に患者が使用する「患者教育ツール」が、連動したつくりになっています。
- Part1これから在宅酸素療法を始められる方へ
- 1)在宅酸素療法とは?
- 2)在宅酸素療法で体のぐあいが、どう変わるのでしょうか?
- 3)家族との協力関係をつくるためには?
- 4)呼吸のはたらきは?
- 5)在宅酸素療法はどんな人に向いていますか?
- 6)どのような病気から慢性呼吸不全がおこる?
- 7)在宅酸素療法はどのようにおこなう?
―器械の種類と使用方法
- 8)通院や外出のときは?
- 9)1ヶ月にかかる費用はどのくらいでしょうか?
- 10)どのような医療助成制度がありますか?
- 事例「自分もがんばるよ」在宅酸素療法で得た"満足感"
― 藤井昭吾さん(71歳)の場合
- Part2在宅酸素療法を続けるために
- 1)かかりつけの医師を、近くにつくる
- 2)在宅酸素療法日誌を毎日つけて、体の変化に気をつけます
- 3)食事はバランスよくとる
- 4)睡眠は決まった時間に十分とります
- 5)便秘を防ぎます
- 6)入浴はぬるめの風呂を短めに
- 7)カゼには予防が第一番
- 8)火気に注意
- 9)適度な運動をしようー運動療法のすすめ
- 10)呼吸法の練習
- 11)排痰(たん)法
- 12)タバコは厳禁
-
13)日常の器械のチェック
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14)困ったとき、どのようにしたらよいか
- 15)HOT業者との連絡
- 16)福祉サービス・社会資源の活用
- 17)連絡先一覧
閲覧について
『目で見る在宅酸素療法の手引き』は、下記の「ルカ」にてご覧いただけます。
アクセス
〒104-0045 東京都中央区築地3-8-5
聖路加国際大学2号館
看護実践開発研究センター1F ルカ