インターネットは、世界中の情報を瞬時に手にすることができる点で非常に便利なものですが、それを利用したことで損出を被ったり、被害を受けたとしても、その責任は自分にあるということを忘れないでください。
インターネットは善意で支えられているネットワークです。
情報を提供した人には責任を問わないことを知っておいてください。公開されている健康・疾病に関する情報、そして電子メールや電子会議室、メーリングリストのコメントも皆そうです。
インターネットなどで提供される医療情報の中には、現在の標準的な医療に合わないものや、科学的な根拠のあいまいなものがあったりします。
提供された情報 を鵜呑みにせず、常にリスクを考え、そして情報利用の結果を冷静に評価してください。
情報利用に際しては、情報の中身を自ら検証する気持ちをもって、また利用の結果に対しても、冷静、かつ公平に評価が下せる余裕が必要です。
聖路加国際大学COE研究員(2004年度) 的場智子著