スコットランドは 、United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland ( グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国 ) の一部です。 グラスゴーはスコットランド南西部にあるスコットランド最大の都市です。 人口は約580,000人。産業都市であるとともに、文化・芸術の街として知られています。
マギーズキャンサーセンターは、イギリスで始まったがん患者支援センターです。
がんを患った体験から「医療はがんを治療はしてくれるが、がんを患った私の心はケアしてくれない。」と新しい支援施設を作ろうとした建築家のマギーさんに看護師が賛同して建てられました。イギリスにはすでに15施設、香港にもできました。
このセンターの特徴は、美しい建築と素晴らしいインテリアです。患者さんがくつろいで、悲しい気持ちを表出できるよう居心地のよいソファーや人目を気にせずに泣けるトイレがあります。患者さん本人でなくとも、がんによって苦しみを負った人に解放されています。患者さんとその家族、友人はもちろん、医療従事者にも支援を行っています。建物を入ると大きなキッチンがあり、そこで、自分の好きなお茶を入れるのがイギリスらしいです。相談には看護師やボランティアが親切に対応しますが、押しつけがましいいことはしません。居場所を求めるだけの人、ただ泣きたい人が安心して集える場所なのです。
この施設は100%チャリティーで運営されています。
グラスゴーカレドニアン大学看護学部を、 International Nursing のカリキュラムの調査のため訪問しました。
グラスゴー・カレドニアン大学の看護、助産、地域保健学部は、英国の看護教育における継続高等教育法に基づいた専門学校から大学への再統合化によって設立され、国際看護に関する科目は「国際保健( International Health)」として、修士レベルの上級実践者の基本的能力として国際的視点を養うことを目的に、修士課程の選択科目に位置づけられていました。
グラスゴーカレドニアン大学 |
グラスゴーカレドニアン大学 看護学部の看護実習室にて |
現地の学生さんと先生 (看護実習室にて) |
カレドニアン大学にて (international カリキュラム調査中) |
カレドニアン大学にて (英国の訪問看護師の紹介) |
グラスゴーカレドニアン大学での実習室見学時、カレドニアン大学の学生さんは、「手洗い」の演習中でした。先生にチェックを受けながらの演習は、日本と同じで微笑ましかった。
( Y.S )田代順子他(2005).『(調査報告)英国と日本における国際保健・看護関連教育プログラム』,
聖路加国際大学紀要第31号,56-61.