誤えん(誤嚥)の予防

嚥下(えんげ)とは

嚥下とは食べ物の飲み込みのことです。嚥下は舌、口の周り、首などの筋肉を使用して、食べ物や飲み物を咽に送り込み、咽を通った食べ物を食道に送り込むことを指しています。

誤嚥(ごえん)とは

誤嚥は舌、口、咀嚼(そしゃく)、嚥下(飲み込み)のどこかに障害があるため、本来の食道でなく、気管、気道や肺の方に食べ物が落ちることを言います。普通、気管や肺の方に食べ物がはいると、むせ込み、吐き出すことができますが、全身状態が低下している場合などでは、むせずに反応がないこともあります。
肺につば(唾液)や食物が落ち込むと、肺炎につながります。 次の点に注意することによって、誤嚥の恐れを減らすことにつながります。

嚥下機能が低下してきたときの食事について

  • 味付けや温度など、やや刺激が強めの食事にする
  • 食事の時はベッドの頭の方を起こし、姿勢を整える
  • 食事の前に嚥下体操(次頁参照)や口の周囲のマッサージを行う
  • ひと口の量を減らして飲み込みやすくする
  • 食事に集中する(テレビなど、気が散る要因となるものを食事中は消す)
  • とろみ製材を用いて、汁物やお茶などにとろみを付け飲みこみやすくする
  • 固形でなく、ゼリー寄せなど半固形の食事を選択する
  • 本人の食べるペースに合わせて介助する

嚥下機能が低下してきたときの薬について

次の薬剤を服用している場合、医師と相談して量を減らすか、服用を中止することを検討する。

  • 覚醒(めざめ)レベルの低下をまねくもの:抗精神病薬、精神安定剤、抗けいれん剤など
  • 口腔内の乾燥をきたすもの:利尿剤、抗うつ剤、喘息薬、抗ヒスタミン剤、抗精神病薬など
  • 不随運動(自分で動かしていないのに動いてしまう)を生じる恐れのあるもの:抗パーキンソン薬など
  • 咽頭筋の収縮力を低下させるもの:抗コリン剤、抗うつ剤、カルシウム拮抗薬(降圧剤)など

食べる前に嚥下体操を行いましょう。

嚥下について相談できる、歯科医師、歯科衛生士をもちましょう。

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