看護師・助産師・保健師を看護職と呼びます。保健所や市町村役場で地域の人たちの健康保持増進に勤める看護職(保健師)、企業で働く人たちの健康管理・健康相談をしている看護職(保健師)もいます。助産所では、助産師が、赤ちゃんが生まれるお手伝いをしています。自宅出産の場合は、妊婦さんの自宅に出向いてお産を手伝います。
訪問看護ステーションでは、在宅で療養している方を訪問し、看護を実践しています。
看護職を志す学生に対して専門知識や技術を教えます。現場での経験を活かし、また研究を積み重ね、新たに看護に携わる人材の育成に携わっています。
特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践のできる看護職の育成も進められています。専門分野には、2019年12月現在、がん看護、精神看護、地域看護、老人看護、母性看護、小児看護、慢性疾患看護、急性・重症患者看護、感染症看護、家族支援、在宅看護、災害看護の13分野で、総勢2,519名の専門看護師が活動しています。
認定看護師は、患者や家族・市民などに直接、専門的な「実践」を行うことと、他の看護職の「相談」を受けたり、「教育」を行なったりするという3つの能力が求められています。専門分野は、専門看護師とは異なり、より細分化されたものになっていて、救急看護、皮膚・排泄ケア、集中ケア、緩和ケア、がん化学療法看護、がん性疼痛看護、訪問看護、感染管理、糖尿病看護、不妊症看護、新生児集中ケア、透析看護、手術看護、乳がん看護、摂食・嚥下障害看護、小児救急看護、認知症看護、脳卒中リハビリテーション看護、がん放射線療法看護、慢性呼吸器疾患看護、慢性心不全看護になります。2019年7月1日現在で、 20,960人が認定を受けています。
日本国内だけでなく、世界中で看護職は必要とされています。日本で学び、培った知識と技術を、海外で活かしている看護師もたくさんいます。
さらに詳しくはこちらの書籍にて説明しております。